日々の生活に疲れている方に、息抜きにもなる気軽な趣味に「写真×散歩」はいかがでしょうか。
小さなカメラを持って、身近な街を散策する。
いつもの街並みも、カメラを持って歩くと普段は気付かないものも発見できたりします。
気まぐれに・気になるスポットに立ち寄ってシャッターを切る。
すぐそこに自分だけの気付きや驚きが隠れているかもしれません。
カメラを選ぶ
写真を撮るための道具、カメラを用意しましょう。
腰を据えて電車や、美しい風景を撮るという類のものではないので「一眼レフカメラ」のような大きくて高価なものは必要ありません。
むしろ、街をふらっと歩いて気になったものを撮るこのスタイルにはちょっと大袈裟になってしまうかも。
ユルく楽しむのが趣旨なので、コンパクトなデジタルカメラやチェキのような小さなカメラが適しています。
※スマホでも全然OKです。
最近のスマホのカメラはデジカメに迫る高性能なので、スナップ写真を撮るには十分。
ただ、趣味として区別するのに多少の味気無さは感じてしまうかもしれません。
私は、コンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)の中でも、性能が高い「高級コンデジ」と呼ばれる部類のカメラを愛用しています。
富士フィルムの「X30」※という、やや旧式のカメラですが、サイズ感と性能のバランスが絶妙で、5年以上このカメラを使っています。
※既に生産終了しています。
以前はミラーレスカメラを使っていたのですが、「写真×散歩」の用途としては、レンズを交換する機会が少ないことに気付いて、後継機は今のコンデジに落ち着きました。
メンテナンスが求められるのもちょっと、めんどくさかったというのもあります。
富士フィルムの他にも、ニコン、キャノン、ソニーなどから優秀な高級コンデジが販売されていますので、自分に合ったカメラを見つけてみてください。
正直、最初は「デザイン」でカメラを選んでしまって問題ないと思います。
性能重視で、デザインが気に入らないカメラを選ぶと、だんだんわずかな短所が気になってストレスになってきます。
逆に、デザインで選んだら、多少の欠点は我慢できたりするので。
撮影スポットを楽しむ
路地の奥や、電柱の近くに小さな祠やお地蔵さん、道祖神などが祀ってあることがあったり。
変わった自販機、昔ながらの古本屋。
撮影目的で歩いていると、普段気付かないものに気付くもの。
車だと、気付かないのはもちろん、ただ歩いていても目に留まらない小さな発見。
これも、カメラを持って、何かいいものないかなと意識しているからこそ見つかりやすくなるのです。
写真をアートとして楽しむのももちろんですが、街の風景や生き物を撮って巡ったり、その地域の神様や食べ物と触れるうちに、自然と勉強になるのも「写真×散歩」のメリットです。
お子さんのいらっしゃる方は、一緒にでかけて写真を撮り「これはなんだろう?」と、調べたりするのも、有意義な休日の過ごし方になるでしょう。
まずは、家のまわりや、庭からでも写真を撮って遊んでみてください。
小さな被写体が、あなたを待っています。